無垢材の手触りを決める、オイル塗装とウレタン塗装

無垢材の手触りを決める、オイル塗装とウレタン塗装


同じオークのテーブルでも、さらりと木肌を感じるものと、なめらかで均一に感じるものがあります。その違いをつくるのが表面の仕上げです。

オイル塗装とウレタン塗装は、見た目だけでなく、触れたときの感覚、汚れへの対応、手入れの仕方まで変えます。

オイルは木に近く、ウレタンは表面を守る

OIL FINISH

オイル塗装

木へ浸透するタイプの仕上げで、導管や木目の凹凸を手で感じやすいのが特徴です。自然な艶と経年変化を楽しみやすい一方、水分や汚れへ早めに対応する必要があります。

URETHANE FINISH

ウレタン塗装

表面に塗膜をつくり、水分や汚れを拭き取りやすくします。塗膜の厚さや艶で触感は変わり、すべてが光沢の強い仕上がりとは限りません。

手触りは、塗装名だけでは決まらない

研磨の細かさ、木材の導管、オイルの種類、塗膜の厚み、艶の有無によって、同じ仕上げ名でも感触は異なります。サンプルは見るだけでなく、手のひらと指先で木目を横切るように触れて比較しましょう。

日常のメンテナンスはどう違う?

毎日の基本

どちらも柔らかな布でほこりを取り、こぼした水分を長く放置しないことが基本です。

オイル塗装

乾燥や色むらが気になるとき、指定オイルで再塗装できる場合があります。周期は使用環境と製品指示に従います。

ウレタン塗装

通常は乾拭きや固く絞った布で手入れします。深い傷や塗膜剥離は専門補修が向く場合があります。

仕上げを比較する

比較 オイル塗装 ウレタン塗装
手触り 木の凹凸を感じやすい なめらかで均一になりやすい
見た目 自然な濡れ色・艶 艶消しから光沢まで幅広い
水・汚れ 早めの拭き取りが重要 比較的拭き取りやすい
小傷 部分的に整えられる場合がある 塗膜補修が必要な場合がある
手入れ 再塗装の知識が必要 日常管理がシンプル

暮らし方から選ぶ5つの質問

  • 食事や飲み物を頻繁に置くか小さな子どもがいる食卓や作業机では、すぐ拭けるか、輪染みをどこまで許容できるかを考えます。
  • 自分で手入れを楽しみたいか木の状態を見ながら再塗装する時間も家具の楽しみなら、オイル仕上げが候補になります。
  • 経年変化を均一にしたいか使った跡や色差を味として楽しむか、できるだけ均一な表面を保ちたいかで選択が変わります。
  • 触れる時間が長い家具かダイニングテーブル、肘掛け、デスクなど、手や腕が長く触れる家具ほど、質感の好みが重要です。
  • 修理をどこへ頼めるか購入店のメンテナンス、補修用品、再塗装サービスの有無まで確認すると長く使いやすくなります。

自己判断でオイルや洗剤を使わない

見た目だけでは仕上げを判別しにくい家具があります。異なる油、ワックス、アルコール、強い洗剤を使うと、染みや塗膜の変化が起こる場合があります。製品仕様と取扱説明書を確認し、目立たない場所で試しましょう。

まとめ:触感と手入れ、両方が自分に合う仕上げを

木そのものに近い感触を楽しみ、手を入れながら育てたいならオイル塗装。日常の汚れを拭き取りやすく、均一な表面を求めるならウレタン塗装が候補になります。

名称だけで決めず、実物へ触れ、使う場所と手入れの時間を想像して選びましょう。

※本記事はインテリア選びの参考情報です。